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少し遠出して島巡り①:篠島

  • casaboheme0627
  • 2020年10月14日
  • 読了時間: 9分

愛知にも島があることを皆さまご存じですか?タコがおいしい日間賀島、アートが魅力的な作島などなど個性的な島があります。今回は日間賀島のお隣にある篠島(しのじま)へ行ってまいりました。食に歴史、自然と意外と奥が深い島でございました!

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皆さまこんにちは、カサボエームでございます。


もう10月に入り少しずつ落ち着いてきて読書や運動、鑑賞など

何かとお出かけやゆったりとしたくなるこの頃。

普段の忙しい生活でふと落ち着き、何か始めたり丁寧な暮らしみたいなことが

急にしたくなる症候群が出てきます。笑 

さて今回は少し足を伸ばして、

知多半島と渥美半島の間に位置する自然に囲まれた篠島へ行ってきました!



篠島ってどこにあるの?どうやって行くの?

篠島は知多半島と渥美半島にはさまれた位置にあります。

Google MAP:篠島


篠島までのアクセスは主に名古屋駅から電車で、

河和駅で下車し河和港より高速フェリーで向かう方法となります。

他にも、中部国際空港(セントレア)から空港バスで河和港へ行き船に乗る方法や、

車で師崎港や河和港へ向かい、カーフェリーに乗る方法があります。


カサボエは名古屋駅から電車とフェリーを乗り継いで向かう方法で行きます。

<行き方>

・名鉄名古屋駅 → 名鉄河和駅 → 河和港 → 篠島

        電車       徒歩    フェリー

 (目安移動時間:約1時間半~2時間)


名鉄名古屋駅から河和駅へ名鉄名古屋本線特急・河和行に乗って向かいます▼

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撮り鉄さん達と競って写真を撮るもなかなか動くものを撮るのは難しい…

名鉄は同じホームで違う行先の電車が来るので、

ホームでは行き再表示のライトがどこについている確認してから乗ってください。

よく間違えるのは名古屋あるあるかも…;


名古屋から50分程揺られて河和駅に到着。

ここから河和港までバスもありますが、徒歩5分程で港に行けます。

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河和駅から出るとすぐにオレンジの歩道橋があります。

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歩道橋を渡り左に曲がり最初の角で右に曲がり進むと、

港までの看板が出てくるので右に曲がり進みます。

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河和港のフェリー乗り場があり、

こちらで日間賀島、篠島、伊良湖行きのチケットを購入できます。

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篠島への片道券は大人1,420円(往復:2,720円)、子供720円(往復:1,380円)です。

クレジットカードでも購入可能です。※2020年10月4日時点。

フェリーの詳しい時刻表や料金についてはこちらをご覧ください:名鉄海上観光船HP


いざ高速船に乗り込みます!

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一階はしっかりとしたシートのある室内ですが、

二階に上がると外の風を浴びながら乗車できるシートもあります。

船で20分ほど乗っていると、まずついたのは日間賀島▼

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この日は祝日というのもあり、経由する日間賀島へ行くお客さんも多かったです。

日間賀島から10分ほどで今回の目的地である篠島へ到着▼

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篠島のフェリー乗り場は観光案内所もありこちらでマップを入手したり、自転車を借りたりできます。

観光案内所▼

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ちなみにこの日は、一足着くのが遅かった様で自転車は出払っておりました。。


観光案内所を出ると、巨大な鯛のモニュメントがお出迎えしてくれます▼

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なぜ鯛かというと、篠島は伊勢神宮との結びつきが強く、

毎年3回、白装束に身を包んだ島の神職が島で採れた鯛を塩づけに調製した「おんべ鯛」を、

船団を仕立てて対岸の伊勢神宮内宮へ献上しているのです。



篠島の特徴

篠島は周囲約8kmで、お隣の日間賀島に比べると山道が多く起伏の多い島です。

日間賀島が「タコと鯛の島」ならば、篠島は「フグとシラスと鯛の島」です。


篠島の特徴をあげますと・・・

①下関にも迫る「とらふぐ」の名産地 

②新鮮な海の幸を手軽に楽しめます

③八〇〇mも砂浜が続く海水浴場 

③名所旧跡も多い歴史ある島

④名古屋から最もアクセスし易い島 

⑤海の釣り堀「釣り天国」

⑥「東海の松島」とも呼ばれる美しい島 

⑦「日本の夕日百選」にも選出


着いて初めて知りましたが実は篠島シラスの水揚げ量が日本一で、

海苔の漁もしているのでその漁具がたくさんありました。

北部の魚市場のほうに向かって行くと、ずらっと並んだ船!!

船のへいさきには篠島オリジナルの模様が描かれています。カッコいい!!

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篠島オリジナルの模様が描かれた船(船の先頭にある模様)▼

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篠島の食

11時半ごろについて、お腹がすいたカサボエの住民たちは食を求めて、いざ散策!

本当は道中でリサーチしていた「あつ美やマリンパークホテル ちりめん亭」のシラス丼を

食べようとしてましたが、コロナで予約したお客さんしか食べれないとのことで、急遽予定変更。


お隣のお店「おくらば食堂」でお昼を食べることに。

おくらば食堂▼

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ここでは生シラスの天ぷらや魚の煮つけ、鯛のお刺身に海苔のお味噌汁など

10品ほどある「おくらば定食」をいただきました。

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どれもこれもが美味しいのですが、

特に美味しかったのは「生シラスの天ぷら」と「海苔のお味噌汁」!


生シラスは触感が外はさっくり中がふわふわで口の中にシラスの風味が口に広がり、

一口食べたら、もぅ…幸せでした。

生シラスの天ぷら▼

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生のもので調理できるのは篠島ならではと感じる一品です。

そして海苔のお味噌汁は小鍋で出てきます。

出汁の味をしっかり感じるのに海苔の香りや味を引き立ててる、そして優しいお味でした▼

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お店は、この日盛況で外の席にもお客さんがたくさん!

気さくにお客さんに話しかけながら接客しているお店の雰囲気は

アットホームでのんびりと居心地のいいお店でした。


篠島では多くのお店がシラス料理の看板を出してますが、

あいにくコロナでお休みのお店が多かったのが少し残念。



篠島を散策

お腹が膨れた所で、海岸線沿いを歩いて行くとすぐに「サンサンビーチ」が見えます!

このビーチは800m程の小さいところなので、

小さいお子さんやワンちゃん連れでも安心して遊べる浜辺です。

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カサボエの二人もトリック写真を撮りたい!と張り切りましたがなかなかうまくいかず。。。笑

久しぶりの海でいい大人2人がはしゃいでおりました。


そして「サンサンビーチ」を進み、南にある「キラキラ展望台」を目指しましたが、

サンサンビーチよりも先の道は山道になり、台風や大雨で道が崩れていたのもあり

残念ながら辿り着けませんでした。


しかし、「サンサンビーチ」へ戻りながらある看板を見つけます。

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名古屋城などの石垣に篠島の岩が使われており、採掘跡があるとのこと!!

それは見に行かねば!ということで、採掘場となった跡地を目指します。


サンサンビーチの南部にある看板の坂を南西に向かい、

進むと黄色い「採石地跡」の看板があちこちに▼

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またまた、アドベンチャーな感じに…と思いつつ、

看板に沿って進むと山の斜面に鉄で組まれた足場が出現します。

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それを進むと急に足場がなくなりますが、そこの岩を見るとノミで跡がつけられた岩があります。

これが、お城に使われた岩。(ノミでつけた点線のような跡があります)▼

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こんなところまでよく取ったなと感心してしまうほどの山道。

そして昔の人はここから山道を石を持って下り、船で運んだと思うと本当にすごい。

しかもここから、機械も文明も今のように発達していない中で清州城や名古屋城まで

また運ぶ根性と労力に本当にできたのかと目を疑います。


ここ以外にも「サンサンビーチ」を背に島の対岸に進むと「清正の枕石」と呼ばれる、

加藤清正が名古屋城建設のために、切り出したが運び残した巨石を見ることができます。


特にお城巡りをされる方は城壁や城の基礎部分に使われている石の採石地とわかると

より楽しめると思います!

時代を超えて大きな足跡を見れるのはロマンを感じます。



次に目指すは綺麗な景色!ということで、山を登り島の南西にある「歌碑公園展望台」へ。

道中なかなか急な坂道が続きます。


小中学校を目印に左に曲がりまた坂を上がると着きました!

歌碑公園展望台▼

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一面に広がる海!そしてその先に見える「東海の松島」!

この日は晴天だったので、水面がキラキラ輝いていてとても綺麗でした▼

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また、この景色は日本夕日百選にも選ばれているので、

泊まりで心行くまで夕日を見るもの贅沢な島旅になりそうです。


カサボエの二人も泊まれば良かった…と名残惜しくなる程。

そして、坂を下るとそこは海が広がる素敵な景色(そしてカメラを構える二人)▼

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初めて来たのにそんな感じがなく、どこか幼い頃に触れたような風景が広がります。


そしてたくさん歩いたから糖分補給ということで、立ち寄ったのは地元の人が集まるまちカフェ▼

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地元のおじいちゃんおばあちゃんが観光客の人とお話したり、

のんびり座って休憩するような憩いの場。

海も見れてなかなか素敵なロケーション。


そこでフルーツパフェをいただきました(スズキの巨峰パフェと海)▼

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街にあるスタイリッシュなカフェじゃなくて、

こういう地元感あふれる所だから無駄な力が抜けてリラックスできます。


そして次に向かったのは、「神明神社(しんめいじんじゃ)」です。

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ここのお社は伊勢神宮の20年ごとの御遷宮で出る古材で社殿使用された古財を使用し、

建て替えられています。


細い路地の街にありますが、

中に入ると厳かな空気に変わる所はさすがお伊勢さんパワーと思うところ。

木材が組み合わせて建てられたお社の外観は伊勢神宮のよう▼

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他にも神明神社の古財は近くにある八王子神社のお社に使用されるため、

八王子神社も同じように伊勢神宮を思わせるような外観となってます。

縁結びとしても力が強い所なので、神明神社と八王子神社の両方を廻ることをおすすめします。


ちなみに海岸沿いにはカップルに定番の恋人の聖地「ささやきの鐘」があるので、

そちらをあわせて行くのも良しです♪

恋人の聖地「ささやきの鐘」▼

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さて段々と暮れてきた夕日に照らさせる街を廻ると、儚げで昔に戻ったような景色が広がります。

街の風景▼

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漁場の風景▼

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そうこうしているうちに島の玄関口「島の駅」に近づくと、弘法様が!

島を散策している間、周囲に等間隔にいらっしゃったのは見てましたが、

なんとここで1番の弘法様と88番目の弘法様が並んでらっしゃることを発見!

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島の景色と歴史散策に夢中になってましたが、最後の最後にお目にかかれました。

この記事を読んでくださったあなたはいくつの弘法様に会えるでしょう?

弘法様巡りも篠島の醍醐味ですね^^

ぜひ挑戦してみてください!



さて今回は篠島をぶらり散策してきました。

どうしても隣の日間賀島のほうが観光される人は多いので、篠島はもっとゆったりと過ごしたり、

釣りスポットが多いので、釣りをがっつり楽しみたい方におすすめのスポットです!


他にもお伊勢さん由来のパワースポットや歴史を感じられる味わい深い島なので、

ぜひ足を運んでみてください。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


P.S.展望台で撮れたベストショットをお披露目します♪ではまた~

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