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大人の遠足!ノリタケの森

  • casaboheme0627
  • 2020年9月27日
  • 読了時間: 7分

名古屋駅から徒歩15分ほどで、愛知の工業を学べて、オアシスに癒される。。あの頃は分からなかったけど大人になったからこそ新鮮なノリタケの森に遠足に行ってきました。

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皆さまこんにちは、カサボエームでございます!

朝晩涼しくなり、鈴虫やコオロギなど虫の音色も聞こえてくる…秋めいてきましたね。

過ごしやすくなってきて、色々触れたくなる秋口におすすめしたい「ノリタケの森」に行ってきました。大人になったからこそ改めて発見できて行きたくなる魅力的なスポットへレッツゴー!


ノリタケの森の行き方

ノリタケの森へ公共交通機関では下2つが行きやすいと思います。

①地下鉄東山線亀島駅2番出口から(徒歩5分)

②JR名古屋駅から(徒歩15分)(近鉄・名鉄からは徒歩20分)

他にも名鉄名古屋本線栄生駅から行くルート(徒歩15分)や、名古屋市営バスを利用する方法もあります。

名古屋駅から徒歩圏内にあるので、アクセスは良好です!


さて、今回カサボエは②名古屋駅から出発しました。

まずは、桜通口を出て左に曲がり北方向へ600mほど進みます。(亀島駅、ルーセントタワー方向)

ルーセントタワーすぐの牛島町交差点から斜め右方向の道に入り 直進(約150m)します。


写真は振り向いた所をパシャリ▼

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輪ノ内町交差点を越え、

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約50m先左手に徒歩入口 (イーストゲート)に到着。

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ノリタケの森について

そもそもノリタケとは世界的にも有名な日本の洋食器メーカーです。

ノリタケの歴史は、今から100年以上前の19世紀後半、

日本が長く続いた鎖国政策を解き、海外との交易を始めたばかりの頃、

創業者の森村市左衛門(もりむら いちざえもん)は日本の富が国外へ流出していくことに

危機感を抱き、国のために自ら海外貿易を始めました。

この事業を通して出会ったのが、ヨーロッパの白く美しい陶磁器でした。


「白く美しい精緻な洋食器を日本で作りたい」


森村市左衛門が抱いたこの想いには事業を通して社会に貢献するという精神がありました。

1904年、現在の本社がある場所に近代的な製陶工場を建設し、本格的に洋食器製造を開始しました。

経営陣、技術者が一丸となって研究を重ねた結果 工場建設から10年、

ついに日本初のディナーセットが完成しました。

これにより、ノリタケは、世界の洋食器ブランドへと発展。

その後、洋食器製造で培った技術を追求し、研削砥石やダイヤモンド工具やセラミックスの原材料の供給、製造設備の開発と様々な分野へと事業を広げていきました。

「ノリタケの森」ではこの愛知の地で育んだノリタケの技術、伝統、芸術に触れることができる施設となります。


ノリタケで「食べる」

カサボエの二人が訪れたのは、ライフスタイルショップ「ノリタケスクエア名古屋」内併設の

カフェ “CAFE DIAMOND DAYS(カフェダイヤモンドデイズ)”。

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ここではナチュラルな空間でノリタケの食器に触れながら、食事やお茶、スイーツを楽しめます。

ちょうど到着したのがお昼時だったため、ランチセットをいただきました。


ランチの内容は…

▼かぼちゃのスープ+サラダ+ベーコンのクリームパスタ+タピオカのフロマージュ

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▼かぼちゃのスープ+サラダ+アンチョビとオリーブ&ベーコンとコーンのピザ+タピオカのフロマージュ

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最後のフロマージュも「あーん♪」

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これでお値段1580円!色々ついてこのお値段は施設のカフェではお得ですよね^^

ここで使われている食器はすべてノリタケのもので、

よくよく見ると模様があったりこだわりを感じました。


実際に隣のショップで販売されております!

体験するとより生活をイメージしやすいので、

思わずこんな食器でごはんを盛り付けたらと妄想が膨らむ、膨らむ。。


食器が食べ物のイメージをより引き立てている所もあるので、

簡単なサラダとかでも「どや!」って出したくなりますね。


ノリタケで「お買い物」

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カフェの横に併設されているショップでは、実際にノリタケの製品が販売されています。

ムーミンやジブリ作品とコラボした食器やお洒落な金模様がデザインされた食器、まさしく洋食器!と思う西洋的な食器のセット、壺や磁器の雛人形など「飾るための陶器」もありました。

ショップとはなっていますがだけでも技術が非常に細かく色使いが繊細でまるで美術館にいるような感じに錯覚してしまうほど圧倒されてしまいます。

ここにいるだけでもかなり面白いです。

そして、うれしいのが出産祝いに贈れそうな赤ちゃん用の食器やプレートのセットがあったり、日本画や描かれた小皿や箸置きなど海外の方に喜ばれるような商品が販売されています。

また、「ノリタケの商品はなかなか手が出せない…」という方もディスカウントコーナーもあるのでぜひ覗いてみてください!

参考ノリタケ食器イメージ(URL:https://tableware.noritake.co.jp/


ノリタケの「技術を知る」

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クラフトセンターでは、ノリタケの陶磁器として有名なボーンチャイナが

どのようにして作られるかを生地の製造から、絵付けまであらゆる角度から作業工程を見て、

学ぶことができます。

 ※クラフトセンター入場料(大人):500円(一日乗車券などにより割引あり)

ボーンチャイナ(BONECHINA)とはその名の通り、牛の骨(BONE)のほかに

カリオンや長石、粘土を細かく砕き混ぜた原料を使用した磁器。

平皿の裏に手をかざし後ろから光を当てるとはっきりと影が見えるほど非常に透過性があり、

表面がつるっと滑らかなのが特徴です。

クラフトセンターの1階では成形から~釉焼きまでを以下の順番で分かりやすく、紹介しています。


成形方法→ 製品の組み立て→ 乾燥行程→ 締焼き→ 施釉(釉薬を表面に吹き付ける)

→釉焼き(施釉後再度焼くことにより、釉薬が溶けて表面がガラスのコーティングのような状態になる)


2階では転写貼りや吹き付けなど様々な絵付けの方法を見学することができます。

その中でも特に見てほしいのは職人による素描の絵付け方法。

目の前で実際の下書きと位置を計算しながら、繊細に筆を動かしている手先に見入ってしまいました。また、見学ブースでは実際に焼きあがる前の色と、焼きあがった後の色の比較もあり

暖色が特に変化が大きいので、そこを計算しながら描いているのには驚きます。


ノリタケで「体験する」

クラフトセンターの2階では実際に絵付けを体験できるコーナーがあり、

2000円で体験だけでなく、焼きあがった作品を配送してくれます。

季節の花や名古屋といえばのシャチホコなど下絵が描かれているお皿もありますが、

自由度の高いまっさらな何も描かれていない白いお皿もあります。

他にも恐竜をかたどった磁器の置物などもかわいらしかったです^^

そしてカサボエの二人は白地のお皿を選びました!さて何を描こうかな…??

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職員の方から絵付けに関するやり方を教わりいざ!絵付け!

まずは机にあるボールペンで白いお皿に下書きを行えます。

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ボールペンのインクは焼付けの際に消えるとのことです。

また、色は密着するように専用の糊を混ぜて絵付けしていきますが、

間違えて塗ってしまっても水でこすればすぐに落ちるので何度も修正できます。

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さて、大人がガチで絵付けを行い、「そんなに時間かからないよね~」とか余裕そうな雰囲気を

当初出してましたがこれがとことん凝って夢中になって絵付けしてしまいます…!!

時間を忘れて没頭し、1時間半後…ついにできました!!

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(右)スズキ作 イメージモスクのような幾何学模様

(左)タテマツ作 カサボエームのロゴと草花

良さげですか?どうでしょう?焼き上げりにドキドキ…

さて、焼き上がりは1週間後程で、こんな感じで配送されてきます!


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そして…気になる出来上がりは?こんな感じ!

スズキ作

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タテマツ作

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なかなかいいんではないでしょうか♪

いい大人が没頭して絵を描くって幼稚園や小学校の遠足のような

なかなかない機会なのでとっても新鮮でした!

旅の思いでとともにアート体験を皆さんもぜひ♪


ノリタケの森を散策する

ノリタケの森で心が惹かれるのは1904年に建設された最初の工場となる、赤レンガ作りの建物!

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噴水から、眺める赤レンガ建築の景色はまるで名古屋にいながら異国にいるような、

明治時代にタイムスリップしたような感覚になります。

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※ちなみにですが、非常に魅力的なこの風景をバックにポートレートを撮りたい方も

いらっしゃるかと思いますが、ノリタケの森でのポートレート撮影は禁止されているので

ご注意ください。


さて今回は食べる、ショッピング、作業見学、絵付け体験、散策とノリタケの森を

体験してきましたが、他にもミュージアムで「ノリタケ」の歴史を学べる施設があり、

ビオトープを散策するコースもあります。

のんびりお散歩するもよし、美術館に来たような芸術に触れるもよし、

絵付け体験であの頃の遠足に戻った気持ちになる…思っているよりも発見が多いノリタケの森です!

大人になってからある程度いろんなものに触れてきたからこそより深く興味を

惹かれて学べるのかもしれませんね。

改めてこういう遠足ってやってみると面白い発見に気づきました。

どうでしょう?行きたくなりました?

「行きたいかも…」「面白そうかも…」そう思った方はぜひ訪れてみてください^^

今回かなり長文でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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